はなでよく起こる疾患
アレルギー性鼻炎
スギ花粉症に代表されるアレルギー性鼻炎、「くしゃみ」「鼻水」「鼻詰まり」の三大症状はご存知でしょう。
が、その他に目、喉そして皮膚のかゆみとか、咳、流涙などの症状も出ることがよくあります。
スギは2〜3月、ヒノキが4月、イネ科雑草の花粉が5月から秋にかけて、
キク科雑草が8月から11月とその他のものも合わせてほぼ一年中花粉症はあります。
また花粉以外の原因として「ダニ」「ホコリ」「カビ」「動物のフケ・毛」など多岐にわたります。
これらの原因(抗原)をマスクをしたり、メガネをかけたりして避けることは重要ですが、なかなかこれは難しいのが現状です。
一度症状が出てしまったら、ひどくならないうちに治療することが大切です。
その人の症状にもっとも合うお薬(内服薬、外用薬)を選ぶのは、お鼻の粘膜の状態を直接みる我々耳鼻科医にまかせてください。
そして処方されたお薬は自己判断で止めたり回数を減らしたりせず、ちゃんと使いましょう。
当院ではシダキュアによる舌下免疫療法も行なっております。
詳しくはこちら、または直接ご相談ください。
副鼻腔炎
風邪など上気道の炎症に引き続いて、鼻腔とつながっている副鼻腔(頬、目の内側、上、奥など顔の約半分を占めます)に炎症がおこり、
膿がたまることがよくあります。急性に経過するものと、治らずに慢性化しポリープ(鼻茸)などが出来てしまうものもあります。
アレルギー性鼻炎や鼻中隔の湾曲がひどい場合など、副鼻腔炎になり易いこともあります。
汚い鼻汁、鼻詰まり、頭痛など症状がでますが、頬の副鼻腔(上顎洞)の炎症では上顎の歯の痛みとして現れることもよくあります。
幼小児では鼻汁がのどに回り、咳や痰が続くこと(とくに夜に起き易い)が多いので、注意が必要です。
気管支炎、喘息などに間違われることがあります。